ZENG MINGLI

Born 2000 in Shenzhen, China.

Now based in Kyoto, Japan.

Currently studying in the graduate program at Kyoto University of the Arts, majoring in Photography and Visual Imaging.

Her current practice uses photography as the main creative medium, centering on personal trauma experiences and exploring the therapeutic potential of narrative imagery within photography.


I Am A Free Bird
Do Not Stand At My Grave And Weep 
Finding Courage



Email:zengmingli0225@gmail.com
Instagram:zengmingli_
I Am A Free Bird



自从妈妈生病以来,她的认知功能逐渐衰退,理解语言和日常生活也变得困难起来。于是我开始教她识字、说话,就像她小时候对我那样。正是这种种种变化促使我拿起相机开始记录我们的生活。

一直以来,无神主义是我们家默认的“信仰”。但慢慢的,没有信仰的父母开始每天祈祷,家里的书房也变成了供奉神仙的地方。
几乎与此同时,外婆离世了。我们各自以不同的方式,试图接受并消化这份失去。

佛教中有一个词汇,叫“无常”。它意指万物皆在流转,没有什么是恒常不变的——言语、记忆、信仰、亲缘关系,乃至生与死本身,都在无声无息中,悄然变迁。

正是在这流转不息的变化中,透过身边最亲近的人,我得以直面那名为“无常”的真相。



母が病に倒れて以降、認知機能が低下し、言葉や日常の理解が難しくなった。
私は、かつて母が私にそうしてくれたように、今度は私が母に文字や言葉を教えるようになった。
その変化をきっかけに、私は家族の生活を記録するように写真を撮り始めた。

信仰を持たなかった両親は毎日のように祈るようになり、書斎は神仏を祀る空間に変わっていった。
そして同じ時期、祖母が亡くなり、私たちはそれぞれのかたちで、その死を受け入れようとしていた。

仏教には「アニチャ」という言葉がある。すべてのものは移り変わり、同じ状態にとどまることは
ない。言葉、記憶、信仰、家族との関係、そして生や死でさえも、少しずつ、静かに変化していく。

その変化のなかで私は、身近な人々を通して、「無常」というものと向き合うようになった。




Do Not Stand At My Grave And Weep



失去身边亲近的人,会是一种怎样的感受呢?

为了尝试去理解这份感情,我在网上发起了一个项目,邀请陌生人自愿参与。我会给他们一台一次性胶片相机,让他们拍下任何与逝者能产生联系的某个瞬间,最后写一封信记录下自己的感受。

最后,我在这些照片上穿孔或者划出痕迹,试图从我的角度重新理解参与者与逝者之间象征性的连接。



もし身近な人を亡くした経験があれば、どのような感情が湧いてくるでしょうか?

この感情に対する興味から、インターネットでこのプロジェクトに自発的に参加してくれる見知らぬ人を募集した。彼らには使い捨てカメラを渡し、亡き人との関連のある瞬間を撮影してもらい、感情を手紙で記録してもらった。

最終的に、これらの写真に穴を開けたり傷をつけることで、私は参加者と故人との間の象徴的なつながりを再構築しようと試んだ。





祖父が亡くなって二日後、祖母も亡くなった。

心の準備はしていたが、葬式の日に遺品は全て燃やされると知った時、私は泣き崩れた。

そして密かに彼らの部屋に行き、引き出しから古い写真をたくさん持ち去った。


こんな言葉、聞いたことある?

「亡くなった人は雲の中に隠れていて、雨が降ると戻ってきて、私たちを見に来るんだよ」

あなたが残したものを、一つとして手放すことなどできません。

全てあの日のままに、残してあります。




自分でも意外なほど、家族の死は私に何の影響ももたらさなかった。

私がそう言ったら、あなたは私が冷たい人だと思うだろうか?


私は母が恋しい、でも彼女についての記憶がない。

一枚の写真すら残っていない。

だから、あなたに写真を撮るよう言われた時、何を撮ればいいか分からなかった。

でも、確かに彼女とやりたかったことは、いっぱいある。





時々、私はどんなに頑張って思い出そうとしても、

子供の頃におじいちゃんと一緒に過ごした光景がぼんやりとしてはっきり思い出せない。

長い間、娘の遺品は見れなかった。

ただひたすら泣いて、ぼうっとして、世界は灰色に変わったようだった。

Finding Courage

我虚构了一个正在寻找一种《山海经》里记载的神兽猼訑的故事。

它的样子像羊一样,眼睛长在背上。

传说,只要得它的皮毛就能获得勇气。



私は『山海経』に記されている神獣を探すという架空の物語を作った。

神獣は羊みたいな姿で、目が背中についている。

伝説では、その毛皮を手に入れると勇気がわいてくると言われている。